なんでわかるのか
身体をみるということは
そのかたの人生をみるということ。
身体に触れるということは、命に触れること。
このホームページなんかでもそう書かせてもらってますが、
僕の中では、割と深い意味でのところでの話ではあるんですが……。
最近ではよく聞くんですよね。こういうフレーズ。
ざっくり考えると、
今までこういう怪我をしたとか、こういう症状があったとか、そういうのがわかる。
みたいなこととか、
でも、正直別にそれをすることがすごいとかできるからなんだってことではないし、
捻挫くらいなら関節の位置や靭帯のルーズさなんかでわかるのは当然。
アキレス腱断裂やハムストリングの肉離れなんかもわかりやすい。
むしろそんな当然のことをあえていうことで信頼関係を構築するなんて人も聞いたことがあります。
そんな簡単なことくらいなら、
今の治療家の人ってできて当たり前なくらいなのかもしれませんし、
そのくらいじゃなきゃ、淘汰されていく時代だと思います。
まあそんなことは置いておいて。笑
僕の場合、
施術の際には、身体に聴いていくんです。
何処が良くなりたがっているの?
何処が頑張っているの?
って
そうすると
今まで頑張ってくれてた古傷や
その時負担がかかっているところを
教えてくれたりするんですよね。
こないだの仙台での出張でも、
身体をみていくと、
どうも胆嚢のあたりからの反応が、
それを最後にお伝えするとついこないだの検査で胆石が見つかったとのこと。
まあ、聞いてなかったんですが、その方はえらく驚いてました。
こんなことはまあ割とあって、
びっくりもしないんですが、
ただただ、今の身体に聞いていけば教えてくれる。
何も組織をみて、これがこうなっているということは!なんてことをしなくても
必要なことは全て教えてくれる。
その声を、その景色を、香りを、その振動を
ただ五感をフルに、全身で感じきるだけ。